令和 2 年 2 月 5 日
令和元年度第3回図書館会議承認
埼玉大学学術情報リポジトリ(SUCRA)運用指針
(趣旨)
1.埼玉大学(以下「本学」という。)において運用する埼玉大学学術情報リポジトリ(SUCRA:Saitama University Cyber Repository of Academic Resources。以下「SUCRA」という。)に関する事項は、この指針の定めるところによる。
(目的)
2.本学において作成された学術成果や本学所蔵の学術資料(以下「学術成果等」という。)を収集し、電子的な形態により蓄積・保存し、学内外に無償で公開することにより、教育研究の発展に資するとともに、社会に対する貢献を果たすものとする。
(登録者)
3.SUCRA に学術成果等を登録することができる者(以下「登録者」という。)は、次のとおりとする。
(1)本学に在籍する、又は在籍したことのある役員、教職員、及び大学院学生
(2)本学の部局等の組織、又はそれらを母体とする団体
(3)その他図書館長が認めた者
(登録対象)
4.SUCRA に登録することができる学術成果等は、次の要件を満たすものとする。
(1)法令及び本学の規程等が遵守されており、社会通念上問題が生じないものであること
(2)ネットワークを通じて配信が可能であること
(3)資料の種別として以下のいずれかに該当するもの
イ 別表に掲げるもののうち、登録者が作成に関与したもの
ロ 本学が所蔵する学術資料
ハ その他図書館長が認めたもの
(登録手続き)
5.登録者は、所定の手続きに従って、学術成果等を図書館に提供するものとする。
6.登録する学術成果等の著作権が登録者を含め複数の者に帰属する場合又は登録者以外に帰属する場合、登録者は他の著作権者に対し、4で定める要件を予め告知し、公開の許諾を得ておくものとする。
(学術成果等の取り扱い)
7.図書館は、次の方法により、提供された学術成果等を取り扱う。
(1)学術成果等を複製し、SUCRA を構成するサーバに格納する。
(2)ネットワークを通じて(1)の複製物及びメタデータを不特定多数に無料で公開する。
(3)保存及び公開のため必要に応じて媒体変換等を行う。
8. 図書館は公開に際し、次の事項を遵守する。
(1)著作物及びその標題の表現を改変しないこと。ただし、技術的環境において適切に表現できない部分は、登録者と協議の上、省略又は他の代替物に置換する場合がある。
(2)SUCRA に登録された学術成果等を、ネットワークを通じて利用する者(以下「利用者」という。)に対して、著作権法を遵守した利用を行うよう注意する旨明記する。
(公開の解除)
9.図書館は、次のいずれかに該当する場合、SUCRA に登録された学術成果等の公開を解除することができる。
(1)登録者が、理由を付して申請を行い、それを図書館長が承認した場合
(2)図書館長が、公開を不適当であると判断し、公開の解除を決定した場合
(免責事項)
10.本学は、SUCRA に登録された学術成果等を利用することによって発生した利用者の
いかなる損害についても、一切責任を負わないものとする。
(事務)
11.SUCRA の事務は、研究協力部図書情報課において処理する。
附 則
1 この運用指針は、令和 2 年 4 月 1 日から施行する。
2 埼玉大学学術情報発信システム(SUCRA)運用指針(平成18 年11 月13 日学術情報発信専門委員会承認)は、廃止する。
(別表)
種類 | 備考 |
学術論文 | 学術雑誌掲載論文、テクニカルレポート、プレプリント、学会発表資料等 |
学位論文 | 本学が学位を授与した学位論文 |
紀要 | 全体又は個々の論文等 |
図書 | 全体又は一部 |
研究報告書 | 科学研究費補助金研究成果報告書等 |
教材 | 本学での教育に関連して作成されたもの |
研究データ | 各種研究成果物の根拠となる研究データ |
その他 | 上記以外の学術成果 |