@misc{oai:sucra.repo.nii.ac.jp:00010204, author = {石其, 俊明}, month = {}, note = {35p, 本論文では, 安全のために交差点付近でリアルタイムな情報共有を行うマルチクラスゾーンITS情報通信方式において, 通信の切り替え方法について検討を行い, 空間的に隣り合う交差点同士の路車間通信の通信範囲が重なる場合の対応を行った上, 都市部と郊外を想定した環境下において車車間通信単独の性能と, 車車間通信と路車間通信の干渉の影響を評価している. 大きな社会問題の一つとして車両事故, 特に死亡事故の約半数が交差点で発生しており, このような事故防止のために必要な情報共有を行うマルチクラスゾーンITS情報通信方式が提案されている. この通信方式は基地局が設置されている交差点付近の領域を三つの領域に分割し, 基地局が設置されている交差点付近の最近傍領域と準近傍領域では路車間通信を, 基地局が設置されている交差点から離れたその他の領域では車車間通信を行う. 従来路車間通信に必要な帯域幅が示されているが, 通信の切り替え方法の検討が不十分であり, また基地局同士の通信範囲が重なる場合について検討されていない. さらに車車間通信単独の性能と, 路車間通信と車車間通信の相互干渉の影響が明らかにされていない. そこで本論文では最初に, マルチクラスゾーンITS情報通信方式の実現のために, 路車間通信と車車間通信の切り替え方法と, 空間的に隣り合う交差点に対応するために異なる二つの周波数帯域を用いた干渉の回避方法を示している. 次に, 評価のために通信を含むミクロスコピック街路シミュレータを構築し, 都市部と郊外を想定した環境において評価を行い, 車車間通信単独の性能を示している. その結果, 都市部を想定した環境では基地局を設置する必要があることを明らかにしている. 最後に, 都市部と郊外を想定した環境において, 車車間通信と路車間通信の相互干渉の影響について, シミュレーションにより定量的な評価を行っている. その結果, 都市部, 郊外どちらの環境においても, 路車間通信は干渉を受けた場合でも通信要件を満たすことを示している. また, 車車間通信は干渉を受けた場合でも完全成功パケット率が干渉を受けない場合とほぼ同等であり, 生成されたパケットが棄却されることがなかったことを示している. これら二つの結果から都市部, 郊外ともに相互干渉の影響は十分に小さいことを明らかにしている. 以上, マルチクラスゾーンITS情報通信方式の車車間通信に関する重要な知見を得ている., 指導教員: 埼玉大学大学院理工学研究科教授 長谷川孝明, text, application/pdf}, title = {マルチクラスゾーンITS情報通信方式における車車間通信に関する研究}, year = {2010}, yomi = {イシソノ, トシアキ} }