@misc{oai:sucra.repo.nii.ac.jp:00010213, author = {芹澤, 崇}, month = {}, note = {iv, 34p, 本論文では,リアルワールドのIT(Information Technology)でユビキタス・クラークを実現するWyNIST(WYSIWYAS Navigation Integrated Shop Terminal)の実世界への適用法およびその性能評価について述べている. 消費者が求める商品をストレスなく購入できる環境を実現するために,より良い購買環境の実現が求められている.そのような購買環境の高度化のためにリアルワールドのITに基づき,利用者のコンテクストに合わせ,個人個人へ向けたサービスを提供するユビキタス・クラークが提案されている.ユビキタス・クラークは,店舗において店員が行う「商品・サービス情報への案内」「商品売り場・施設への案内」「商品に対する消費者からの意見の聴取」を,実際の店員の代わりに行うシステムの概念である.ユビキタス・クラークを実現するシステムとしてWyNIST が既に提案されているが,実環境への適用に関する検討および性能評価については行われていない. そこで本研究では,ユビキタス・クラークの機能である「商品・サービス情報への案内」「商品売り場・施設への案内」に関して,まず大型雑貨専門店および空港を対象としてWyNIST の実環境への適用に関する検討を行った上でシステムを構築し,実証実験および性能評価を行っている.大型雑貨専門店を対象とした実験では,店舗内の商品売り場や施設への案内を行うWyNIST について検討・構築し,店に買い物に来た一般客と事前に募集したモニターを対象としたアンケートによるWyNIST のユーザビリティ評価に加え,モニターを対象としたWyNIST の有無による目的地までの移動時間の比較を行っている.実験の結果,良好なユーザビリティ評価を得た上,WyNIST の使用により目的地までの移動時間が短縮されることが示されている. 次に空港を対象とした実験では,空港内の店舗や施設への案内を行うWyNIST について検討・構築し,空港関係者と一般空港利用者,事前に募集したモニターを対象としたアンケートによるWyNIST のユーザビリティ評価に加え,モニターを対象としたWyNIST の有無による目的地までの移動時間の比較と移動時の不安度の比較を行っている.移動時間の比較には,目的地ごとの移動距離の差や歩行速度の差の影響を受けにくい規格化移動時間を指標として用いる.実験の結果,良好なユーザビリティ評価を得た上,WyNIST の使用により目的地までの規格化移動時間が短縮され,その標準偏差が大幅に減少することで,不安感も減少することが示されている. 以上より,WyNIST の社会定着に向けた知見を得ている., 指導教員: 埼玉大学大学院理工学研究科教授 長谷川孝明, text, application/pdf}, title = {WyNIST の実世界への適用法とその性能評価に関する研究}, year = {2010}, yomi = {セリザワ, タカシ} }