@article{oai:sucra.repo.nii.ac.jp:00012915, author = {國枝, 伸行 and 島村, 徹也 and 鈴木, 誠史}, issue = {3}, journal = {電子情報通信学会論文誌. A, 基礎・境界}, month = {}, note = {我々は相関関数を利用した雑音低減方式について検討している. 先に提案したSPACやSPADは2乗ひずみや高調波ひずみを生じ, 明瞭性を低下させる欠点があった. また前向き後向き差分関数は, ランダム雑音に埋もれた単一正弦波をこうしたひずみを生じることなく強調できる. しかしながら, この関数を音声のような複合波に適用するとひずみが生じる欠点があった. 本論文では, 前向き後向き差分関数を音声強調に利用するため, フィルタバンクを利用した手法を提案する. 本方式では, 音声が調波構造からなることに着目する. すなわち, 音声をフィルタバンクを利用して複数の帯域制限信号に分解し, それぞれの信号に対して前向き後向き差分関数によって高調波を強調する. 強調した高調波を再合成することによって, 音声強調が実現できる. 本論文では, まず前向き後向き差分関数が帯域制限信号に対しても有効であることを示す. そして, 帯域幅が100 Hzのフィルタバンクを構成した提案法により, 疑似音声のSN比を6〜7dB改善できることを計算機シミュレーシヨンによって求めた. 本方式の実際の音声に対する効果を調べた結果, スペクトル包絡のピークを強調できることを確認できた. 試聴実験の結果からは, 提案法がSRACやSPADで生じるひずみを抑え, 雑音低減できるという結果が得られた., copyright(c)1996 IEICE 許諾番号:07RB0174  http://www.ieice.org/jpn/trans_online/index.html, text, application/pdf}, pages = {541--550}, title = {前向き後向き差分関数とフィルタバンクを利用した音声信号の雑音低減}, volume = {J79-A}, year = {1996}, yomi = {クニエダ, ノブユキ and シマムラ, テツヤ and スズキ, ジョウジ} }