@article{oai:sucra.repo.nii.ac.jp:00015046, author = {宮﨑, 雅人}, issue = {9}, journal = {Working Paper Series}, month = {May}, note = {本稿の目的は,都道府県における予算編成過程の今日の特徴を明らかにすることである。分析の結果,次の点が明らかになった。  第1 に,野口他(1978)が大規模組織の特徴として指摘した増分主義的傾向は弱まっていることが明らかになった。近年の地方自治体における地方税を中心とした歳入の減少と義務的経費を中心とした歳出の増加を反映し,予算余剰が小さくなっているため,増分主義的傾向が弱まっているものと思われる。第2 に,財政部門による予算編成過程における機械的なコントロールのうち,増分主義的傾向は弱まっている一方で,枠配分的傾向は強まっていることが明らかになった。したがって,施策担当部門や企画部門に対する財政部門の相対的な力の強さは大きくなっているといえよう。第3 に,野口他(1978)は組織規模が小さくなるにしたがって首長の影響力が強くなると結論づけていたが,組織規模の大きな都道府県レベルにおいても首長の影響力が大きくなっていることが明らかになった。第4 に,財政制約の下で地方自治体は,歳入増ではなく歳出の見直しによって財源を捻出し,民生費に対応していることが明らかになった。こうした予算余剰がない中での民生費への対応からも,予算編成における増分主義的傾向は弱まっているといえる。, text, application/pdf}, pages = {1--46}, title = {都道府県における予算編成過程に関する分析}, year = {2015}, yomi = {ミヤザキ, マサト} }