@article{oai:sucra.repo.nii.ac.jp:00016224, author = {高橋, 順子 and 首藤, 敏元}, journal = {埼玉大学教育学部附属教育実践総合センター紀要, Journal of Integrated Center for Clinical and Educational Practice}, month = {}, note = {数年前のことになるが、「持ち物すべてに記名をしてください」という幼稚園のお願いに対して、私の担任する幼児の保護者から「うちの子は自分の持ち物がわかるようにしつけてあるので、記名無しでも大丈夫です」という答えがあった。個人的に自分の持ち物がわかるということは大切であるが、幼稚園という集団生活においては、互いが気持ちよく生活するために、各自の持ち物に記名するということも大切であることを説明し、記名に協力してもらった。幼児は、それぞれの家族の一員として誕生し、家庭教育を受け、幼稚園に入園してくる。各家庭には、家族構成、生活習慣、教育方針などがあり、それぞれに家庭生活は異なっている。一方、幼稚園も、教育自標、教育方法などがあり、独自の園生活を展開している。それぞれの家庭生活と園生活の異なった点に気づき、互いを理解し、受け入れるまでに手だてや時間を要することもある。幼稚園教育において、それぞれの生活を融合させ、幼児にとって望ましい生活を展開するために、幼稚園は、家庭との連携を積極的に行う必要がある。 また、幼稚園教育要領には、幼児期における教育は「家庭との連携を図りながら、生涯にわたる人間形成の基礎を培うために大切なものであり、幼稚園は、幼稚園教育の基本に基づいて展開される幼稚園生活を通して、生きる力の基礎を育成するよう学校教育法第78条に規定する幼稚園教育の目標の達成に努めなければならない。…以下略…」(文部科学省, 1997)とある。さらに、「特に、入国当初においては、幼稚間生活がこれまでの生活と異なるので、一人一人の生活の仕方やリズムに配慮して1日の生活を考えることが必要である。…中略…さらに、家庭との連携を図ることによって。個々の幼児の生活に対する理解を深め、例えば、家庭のように安心できる雰囲気のある保育室の環境をつくるなど、幼児が安心して幼稚園生活を送ることができるように配慮することも必要である」(p.163) とある。 しかしながら、家庭との連携について、幼稚園教育要領のように概要を述べた資料が多く、具体的に保育の展謂と結びつけた幼児主体の資料は少ない。そこで、本論文は、3年保育3歳児の実践を報告し、主に入園当初についての「保育の展開」と「家庭との連携」 を重ね合わせた基礎的資料を提示することを目的とする。, text, application/pdf}, pages = {315--324}, title = {保育の展開と家庭との連携-3年保育3歳児の実践を通して-}, volume = {7}, year = {2008}, yomi = {タカハシ, ジュンコ and シュトウ, トシモト} }