@article{oai:sucra.repo.nii.ac.jp:00016287, author = {森, 正樹 and 細渕, 富夫}, journal = {埼玉大学教育学部附属教育実践総合センター紀要, Journal of Integrated Center for Clinical and Educational Practice}, month = {}, note = {発達障害生徒の支援に関する特別支援教育巡回相談を実施した。ここにおいて中学校教師が、生徒への具体的な支援方法を検討するプロセスの促進を目的に、以下の諸点において学校コンサルテーション(以下、コンサルテーション)を継続した。 ①校内での情報集約・共有を可能とするツールの開発と運用方法の提案、②生徒の行動観察の実施、及びこれ基づく検討用資料の提供、③教育相談部会と全校事例検討会における、参加者間の生産的検討のファシリテーション、④教育現場の支援機能を引き出す開発的関与を行った。さらに、⑤臨床発達心理学的観点をこれらのコンサルテーションに適用し、上記①~④では、発達支援のニーズと支援の手掛かりを、生活文脈と環境との関係性で捉える「観点と枠組」を教師に提案した。 そして、これらのコンサルテーションの経過で教育現場は、情報の有効活用と対話型の検討プロセスを経て、生徒への具体的支援方法を発想・整理し、日々の実践に根ざした「個別の指導計画」を記述・作成した。 これらを踏まえ、教育現場に実効性ある支援仮説の形成を促進する発達臨床の専門家の役割として、①情報の「収束・発散・循環」を検討プロセスに位置付ける関与、②検討プロセスの促進を意図した観察記録のフィードバックの工夫、③各教科と教師の異なる専門性を、多角的検討に活かす工夫、④対話を通じた検討プロセスの実体験の共有と蓄積、⑤組織のキーパーソンの機能開発と専門家の機能の計画的な移行、⑥教育現場の課題解決への自己効力感を高める関与の重要性について提言した。, text, application/pdf}, pages = {117--125}, title = {臨床発達心理学的観点に基づく個別の指導計画作成プロセスへの支援 : 中学校教育相談部への学校コンサルテーションの実際}, volume = {11}, year = {2012}, yomi = {モリ, マサキ and ホソブチ, トミオ} }