@article{oai:sucra.repo.nii.ac.jp:00016850, author = {金井, 勇人}, issue = {9}, journal = {埼玉大学日本語教育センター紀要}, month = {}, note = {本稿では、韓国語・中国語を母語とする日本語学習者の、文脈指示におけるソ系とア系との誤用を、母語からの転移という観点から考察する。すなわち、日本語のソ系とア系がカバーする範囲を、韓国語では그(ku)系のみ、中国語では「那」系のみでカバーしているわけだが、このことがソ系とア系の誤用の一因であると考えられる。本稿では、ここには「日本語における共有知識とは何か」という問題が潜んでいるものと考える。「共有知識」への理解が不十分な学習者が、ソ系とア系を混用してしまうのである。そこで本稿では、母語からの転移と「共有知識」とを中心に、このタイプの誤用を分析した。それに加えて「共有知識」に重点を置いた「解説」を作成して、この「解説」後の指示詞の穴埋めテストでは、正答率が高まることを示した。このことから、適切な「解説」を提示することで、このタイプの「ソ⇔ア」の誤用は、かなりの割合で防げる、ということが分かった。, text, application/pdf}, pages = {3--15}, title = {韓国語話者と中国語話者の指示詞「ソ⇔ア」の誤用 : 「共有知識とは何か」という観点から}, year = {2015}, yomi = {カナイ, ハヤト} }