@article{oai:sucra.repo.nii.ac.jp:00016851, author = {金井, 勇人 and 河, 正一}, issue = {10}, journal = {埼玉大学日本語教育センター紀要}, month = {}, note = {本稿は、書き言葉(作文)に現れるア系の指示語について、日本語母語話者による韓国語作文と、韓国語母語話者による日本語作文を資料として、その特徴を分析するものである。ア系の指示語は話し手と聞き手との共有情報をマークするので、基本的には書き言葉には現れない。それは書き手と読み手とが(作文執筆以前から)情報を共有しているということが、原理的にはあり得ないからである。しかし、実際に書かれた作文を調査すると、数は多くないものの、作文においてもア系が現れることが分かる。本稿の分析によると、このタイプのア系は「擬似的な共有知識」を指すものである。また韓国語では基本的に、日本語のソ系(前方照応)とア系(記憶指示)の区別がなく、どちらにも그系が対応する。そのため韓国語母語話者にとっては、「擬似的な共有知識」を前方照応と区別することが難しく、適切な箇所で「擬似的な共有知識」を指すア系を使えない傾向が強い、ということが分かった。, text, application/pdf}, pages = {37--45}, title = {書き言葉に現れるア系の指示語について : 日本語・韓国語学習者の作文を資料に}, year = {2016}, yomi = {カナイ, ハヤト and ハ, ジョンイル} }