@article{oai:sucra.repo.nii.ac.jp:00016873, author = {李, 潔}, journal = {社会科学論集}, month = {}, note = {『中国統計年鑑』や『中国労働統計年鑑』では、1990年以降の「産業別就業者数(原語:分行業就業人員人数)」における各産業の就業者数を合計すると、同表の総数欄と一致せず、その開差は年を追って拡大する傾向であり、2000年以降両者に示される総就業者数は1億人近くまで異なるようになった。同年鑑にこの問題に対する解説がほとんどないため、ユーザー側にさまざまな混乱をもたらし、「統計の怪」と呼ばれたり、その巨大な開差は多くの憶測を生ませたりした1。また、その開差に対する解釈によって、産業別就業者数をそのまま利用しその合計を就業者総数とする研究もあれば、公表されたその総数に合わせて各産業の就業者数に対する調整を試みる研究もある2。 実は各産業の就業者数の推計とその総数として公表されている合計値の推計にはそれぞれ異なったデータソースが利用されている。就業者数の現行推計は大きく二つの統計に依存している。1つは人口センサスおよびその関連統計で、公表されている1990年以降の毎年の就業者総数はそれに基づいて推計されている。一方、各産業の就業者数は、三つの統計を合体することによってできた、「就業綜合統計報告制度」または「三合一」と呼ばれている統計による推計値である。就業者数に関するこの二つの統計は調査の方法や定義が異なり、当然ながら、結果数字に開きがある。, 著者版, text, application/pdf}, pages = {69--82}, title = {中国の就業者統計について}, volume = {118}, year = {2006} }