@article{oai:sucra.repo.nii.ac.jp:00017168, author = {蔡, 梅花}, journal = {日本アジア研究 : 埼玉大学大学院文化科学研究科博士後期課程紀要, Journal of Japanese & Asian Studies}, month = {}, note = {本稿では,形容詞的用法になりやすい動詞の特徴を,他動性という観点から統一的な説明を試みた。これは,形容詞的用法が「タ」形を取るか「テイル」形を取るかというアスペクトの形式を議論する以前の問題で,これまで言及されなかった問題である。  この論文では,形容詞的用法に現われやすい66 個の動詞を対象に,それらの他動性の高低を検討した。他動性の高低を検討する際,「動作主の働きかけが対象に及び,且つ,対象が変化を被るかどうか」を第一基準とし,次に,「原型的他動詞文の特徴を持っているかどうか」を第二基準とした。この基準に基づくと,対象が変化を被る動詞の方が,他動性が高く,両方とも対象が変化を被る場合は,原型的他動詞文の特徴を多く持っている動詞の方が,他動性が高いと判断される。66 個の動詞の他動性の高低を検討した結果,形容詞的用法に現われやすい動詞と他動性の関係に,次のような結果が得られた。  1.形容詞的用法は,他動性の低い非対格動詞に現われやすい。  2.形容詞的用法は,他動性の高い他動詞・非能格動詞には現われにくい。  3.形容詞的用法は,他動詞であっても他動性の低い動詞なら形容詞的用法になれる。  この結果は,形容詞的用法になりやすい動詞の特徴について,統一的に説明ができる点で意義を持っている。, text, application/pdf}, pages = {23--49}, title = {連体修飾節の形容詞的用法と他動性}, volume = {10}, year = {2013}, yomi = {サイ, バイカ} }