@article{oai:sucra.repo.nii.ac.jp:00017170, author = {大塚, 秀高}, journal = {日本アジア研究 : 埼玉大学大学院文化科学研究科博士後期課程紀要, Journal of Japanese & Asian Studies}, month = {}, note = {『鉄旗陣』と『昭代蕭韶』はいずれも清代の宮廷で演ぜられた長篇の戯曲であって,ともに『古本戯曲叢刊』第九集に収められている。いずれも宋が全国統ーを果たす過程で楊家の諸将(楊家将)が活躍する様相を演ずるもので,『鉄旗陣』が前編,『昭代蕭韶』が後編にあたる。『昭代蕭韶』が嘉慶帝の意を受け,もっぱら楊家将父子征遼故事を演ずる作品としてその十八年に朱墨套印される以前,両者は緊密に組み合わされたひとつの作品であって『鉄旗陣』とよばれていた。この原『鉄旗陣』の残された前半,楊家将父子征戦南唐故事を演ずる部分が独立したもの,それが現存する『鉄旗陣』である。原『鉄旗陣』の前半にはさらにこれに先行する原型『鉄旗陣』があった。原型『鉄旗陣』の成立は康熙の半ば以降,原『鉄旗陣』の成立は康熙後半から雍正前期とみられる。以後『鉄旗陣』と『昭代蕭韶』は上演のたびに時代を反映した修正を受けた。咸豊年間の上演に際しては,京師における西皮、乱弾の流行を受け,一部にそれを取り入れた劇本が作られ,清末の光緒年間には,西太后の意向により全面的に乱弾化された劇本が作られた。, text, application/pdf}, pages = {73--124}, title = {『鉄旗陣』と『昭代蕭韶』}, volume = {10}, year = {2013}, yomi = {オオツカ, ヒデタカ} }