@article{oai:sucra.repo.nii.ac.jp:00017204, author = {大塚, 秀高}, journal = {日本アジア研究 : 埼玉大学大学院人文社会科学研究科博士後期課程 (学際系) 紀要, Journal of Japanese & Asian studies}, month = {}, note = {薛仁貴の「征遼」を主題とする物語は当初その一部が雑劇として文字化されたにすぎなかったが,明代にはいるや,『薛仁貴征遼事略』さらには成化説唱詞話の『唐薛仁貴跨海征遼故事』といった,口頭の物語に近似した様態の「小説」としてその全体像を示すようになった。ところがこの薛仁貴征遼の物語は,その後,物語を史実に近づけ,王朝の興亡史として語ろうとする演義小説に組み込まれ,その精彩を失うに至った。この時期,薛仁貴を主人公とする物語は「伝奇」に新たな発展の場をみいだし,仁貴の子として丁山を創作するなどして,後に薛家将物語となる新境地をみいだした。『金貂記』や『定天山』がそれである。この流れを承け,清朝宮廷の連台戯では,あまたの物語素を受け入れ,さまざまに変容した薛仁貴とその一族の物語が演ぜられた。同じころ,物語小説の出版が盛んになり,唐の太宗の天下統一の物語である『説唐全伝』を承け,薛仁貴やその子孫を主人公とする『説唐後伝』や『説唐三伝』が出版された。 以薛仁贵的‘征辽’为主题的物语,在其开始发展时,只其一部分由杂剧形式留下文字来。但是到了明代,用近似口头物语语言的‘小说’形式,出现其全貌。《薛仁贵征辽事略》、成化说唱词话的《唐薛仁贵跨海征辽故事》就是。可是以后的薛仁贵物语,编入到以物语接近到史实而讲说王朝兴亡史的演义小说,失却其精彩。正在其时,以薛仁贵为主人公的物语在‘传奇’中发现其发展的余地,新创造仁贵的儿子丁山等,开辟了后来成为薛家将物语的新的境界。《金貂记》、《定天山》等就是。在此时流中,清朝宫廷的连台戏引进许多物语素而演剧富于变化的薛仁贵和其一族的物语。于此同时,物语小说的出版盛行起来,继承以唐太宗统一天下为内容的《说唐全传》,出版了以薛仁贵和其子孙为主人公的《说唐后传》和《说唐三传》等。, text, application/pdf}, pages = {1--26}, title = {薛家将物語の生成と発展 : 清朝宮廷演劇との関係を中心に《論文》}, volume = {14}, year = {2017} }