@article{oai:sucra.repo.nii.ac.jp:00017207, author = {崔, 載國}, journal = {日本アジア研究 : 埼玉大学大学院人文社会科学研究科博士後期課程 (学際系) 紀要, Journal of Japanese & Asian studies}, month = {}, note = {本稿では、林鵞峯の『国史館日録』を題材に、闕字・平出・擡頭などの敬意表記の検討から、近世日本の儒学者の意識や認識の解明を試みる。 『国史館日録』は、林羅山の三男である林鵞峯により、寛文二年(一六六二)から同十年にかけて書かれた日記である。本稿では、その諸本の比較検討を通して、内閣文庫本『国史館日録』を分析の底本として選定した上で、闕字・平出・擡頭などの敬意表現を抽出した。その結果、『国史館日録』には、八六〇件の闕字、二一件の平出、一件の擡頭表現が認められた。これらの敬意表現の対象となった語は、第一に幕府や将軍に関わる用語で、自分の祖先や林家に関する用語がそれに次いでいることが明らかになった。 幕府に儒学者として仕えた鵞峯が幕府や将軍に敬意を表すことは当然といえるが、祖先に対して感謝や尊敬する、すなわち「孝」の意識を表した点は、彼の一儒学者としての立場を表すものとして注目される。このような姿勢は日本における「孝」の展開を考える上で重要な位置を占める。, text, application/pdf}, pages = {121--136}, title = {『国史館日録』にみえる林鵞峯の敬意表現 : 闕字・平出・擡頭に着目して《論文》}, volume = {14}, year = {2017}, yomi = {チェ, ジェグック} }