@article{oai:sucra.repo.nii.ac.jp:00017952, author = {小出, 慶一}, issue = {1}, journal = {さいたま言語研究}, month = {}, note = {「もう」は、副詞、感動詞、フィラーという3つの側面を持つが、本稿では、副詞からフィラーへと性格を変えていく過程を検討した。「もう」の基本用法は、「ある事柄が、事態把握時点から見て、実現想定時点より早く実現したという認識を表す」というように「実現時」「事態把握時点」「実現想定時点」の3つの時点で捉えることができる。この用法がフィラーへとつながっていくわけであるが、その過程で2つのことが指摘できる。ひとつは、この3つのポイントが、時間から量、量から心理的な状態へと対象領域を広げることである。もう一つは、基本義にあった「ある基準を超える」という意味素性が、拡張の過程でも保持されていることである。こういう変化が可能になった背景には、「もう」が「あなたって人はもう」のような用法の「もう」が、対応するモダリティとの結びつきが緩むことによってかのうになったのではないかということを述べた。, text, application/pdf}, pages = {1--11}, title = {「もう」はどのようにフィラーになったか : フィラー化の経路とフィラーの機能<研究論文>}, year = {2017} }