@article{oai:sucra.repo.nii.ac.jp:00017955, author = {金, 聖実}, issue = {1}, journal = {さいたま言語研究}, month = {}, note = {本稿では、日本語のフィラー「まあ」と、それと対応関係を持ち、機能面で類似性を有する韓国語のフィラー「뭐」を中心に取り上げる。そして、スキーマを見つけ出し、そこから「まあ」と「뭐」の相違点を探っていく。 まず、「まあ」と「뭐」のプロトタイプ用法から考察を行うが、勧誘文の文頭に現れる「まあ」、文末に現れる「뭐」をプロトタイプ用法として扱うことにした。さらに、「まあ」と「뭐」の様々な用例を取り上げ、より詳しい分析を行うことによって、「まあ」と「뭐」のスキーマを抽出することができた。 次に、そのスキーマが合理的なものであるかどうかを検証するために、拡張事例において、再検討を試みた。そして、「まあ」と「뭐」の位置の問題について考察した。「まあ」が文末で現れないのは、「まあ」には「進行を止める」機能があるためである(文末には止める対象となる進行がない)一方、「뭐」が文末に現れるのは、「뭐」には「進行を止める」機能がないため、その位置がより自由であるためである。「뭐」は、当該発話が中心的情報ではなく、副次的情報であることを示す。 最後に、外国語教育におけるフィラーの指導方法について検討した。筆者による結論は、学習者がすぐ習得できるような「あのー」「えーと」などのフィラーに関しては、「タスク先行型」の教授法が、一方、面によって異なるニュアンスを表す「まあ」などのフィラーに関しては先に提示・説明をする「先導入型」の教授法が望ましい、というものである。, text, application/pdf}, pages = {40--50}, title = {日本語と韓国語のフィラーの対照研究 : 「まあ」と「뭐」を中心に<研究論文>}, year = {2017} }