@article{oai:sucra.repo.nii.ac.jp:00018763, author = {近江, 翼}, issue = {1}, journal = {埼玉大学紀要. 教養学部, Saitama University Review. Faculty of Liberal Arts}, month = {Oct}, note = {精神科医療の重要な担い手の一つである総合病院精神科は、昨今の精神科医療環境の変化や疾病構造の変化にともなって急速にその意義の再評価が進んでいる。平成18年のがん対策基本法によってがん緩和ケアが最重点項目になったことや、平成22年の周産期医療対策整備指針によって母子に対するこころのケアが重要視されるようになったことなどもあって、高齢者医療、自殺企図者の精神科救急医療、身体合併症治療、緩和医療など多岐にわたる対応が可能な総合病院精神科の役割の再認識やニーズが高まってきた。それを反映して、総合病院精神科でのリエゾン精神医療の診療報酬加算の改定が行われ、精神科病院の病床削減に逆行して総合病院精神科の病床が増床され、精神科リエゾンチームの新設が続いている。本稿では、かつて筆者が在籍した大阪急性期・総合医療センター精神科における自験例をもとに、実際に遭遇する精神疾患や臨床場面、総合病院精神科におけるリエゾン精神医療の現状を報告し、その役割や今後の課題について考察を行った。また、リエゾン精神医療の充実には、総合病院精神科を中心とした身体医学諸科や地域行政機関との連携医療モデルの構築が欠かせないが、埼玉におけるそうした医療体制作りの展望にも言及した。, text, application/pdf}, pages = {15--32}, title = {総合病院精神科小考}, volume = {55}, year = {2019}, yomi = {オウミ, ツバサ} }