@article{oai:sucra.repo.nii.ac.jp:00018769, author = {星野, 徹}, issue = {1}, journal = {埼玉大学紀要. 教養学部, Saitama University Review. Faculty of Liberal Arts}, month = {Oct}, note = {時間意識を巡るアトミズムと延長説という二つの説を対比することによって、時間の中における意識のあり方について解明することを目指す。第l節では、時間的に延長する知覚経験が隣り合う知覚経験と一部重なり合うことによって意識の流れが構成されるとする説を批判的に検討する。第Ⅱ節では瞬間の知覚内容はコンテクストに依存するとする延長説を検討した上で、それが意識の実体化を伴うことを明らかにする。第Ⅲ節では意識を実体と見なす発想や意識の流れという比喩を捨てた後に残るアトミズム的意識像と延長説的意識像を対照させる。延長説が成宣するためには、瞬間的な知覚経験を総合する高階の知覚を想定するか、瞬間的な知覚経験の存在を否定するかいずれかを選ぶ以外にはないということが明らかにされる。前者は一種のアトミズムに、後者は持続する知覚主体の否定へと行き着くはずである。, text, application/pdf}, pages = {127--141}, title = {延長する意識?}, volume = {55}, year = {2019}, yomi = {ホシノ, トオル} }