@article{oai:sucra.repo.nii.ac.jp:00018966, author = {高木, 英至}, issue = {2}, journal = {埼玉大学紀要. 教養学部, Saitama University Review. Faculty of Liberal Arts}, month = {Mar}, note = {意見間の距離を導入した社会的影響の計算モデルを作成し,そのモデルを用いて計算機シミュレーションを実施した.シミュレーション結果は従来の社会的影響モデル(DSIT)に基づく結果を再現するとともに,新たに次の傾向を示した.(1) 意見集団のセル空間における配置は意見間距離にそった秩序にしたがう傾向がある.すなわち意見間距離が近い意見が隣接しやすい.少数派が隣接する傾向は,意見間距離が小さい少数派間で生じやすい.(2) 意見変化の閾値が大きいと社会的影響の作用による多数派の形成は抑制され,小さな意見クラスタが多数生じやすい.閾値が小さいと同じ意見のセルが合併して大きなクラスタができやすい.(3) 特に 1 次元の意見空間のモデルでは,意見が広く分布しているとき全体の意見はコンセンサスに向かう.意見が1方向に偏って分布するときは全体の偏りの方向に極性化する.(4) 2 次元意見空間のモデルでは,2つの意見次元が相関し,対極の2集団が相対的な多数派があるとき,社会的影響の作用の結果はその 2 多数派間の意見間距離に依存する.2 多数派間の意見間距離がそれほど大きくないとき,多数派の 2 集団の規模は増加し,意見次元の相関も高くなる.逆に2意見間距離が大きい(対立が強い)とき,2 多数派の規模は縮小し,全体の対立度は縮小する傾向を示す., text, application/pdf}, pages = {73--93}, title = {社会的影響の意見間距離モデル}, volume = {55}, year = {2020}, yomi = {タカギ, エイジ} }