@article{oai:sucra.repo.nii.ac.jp:00018969, author = {中澤, 光平}, issue = {2}, journal = {埼玉大学紀要. 教養学部, Saitama University Review. Faculty of Liberal Arts}, month = {Mar}, note = {淡路方言で「踵」を意味する[キキビソ]は《きびす》に対応する形式だが、どのような音変化を経て成立したかは明らかではない。本稿では、[キキビソ]が《きびす》のより古い形式《きひびす》から、第 2 音節の子音が P>K と変化したという、一見不自然な音変化を仮定する。類似の変化を検討することで、音変化の類型の一つとして A-B-B>A-A-B というタイプの存在を提唱し、その妥当性を論じる。また、A-B-B>A-A-B という変化は、子音の通常の音変化とみなすことはできず、「空のスロット」“□” および「スロットがあるだけで中に何もない場合、直前の音をコピーする」という規則を認め、A-B-□>A-□-B のように空のスロットに子音が移動し、あたかもメタテシスのように見えるという分析が最も合理的であることを示す。, text, application/pdf}, pages = {115--128}, title = {「キキビソ」考}, volume = {55}, year = {2020}, yomi = {ナカザワ, コウヘイ} }