@article{oai:sucra.repo.nii.ac.jp:00018976, author = {殷, 暁星}, issue = {2}, journal = {埼玉大学紀要. 教養学部, Saitama University Review. Faculty of Liberal Arts}, month = {Mar}, note = {本稿では、明清王朝で頒布された道徳倫理に関する勅諭「六諭」の近世日本における受容と伝播過程を分析し、明清の道徳律がどのような解釈・再生産過程を経て、近世日本の民衆世界に吸収されたかを考察する。まず、「六諭」及びそれを敷衍した教訓書『六諭衍義』の伝来と、近世日本の知識人によって和訳された『六諭衍義大意』の成立について簡単に紹介し、近世日本の民衆教化における「六諭」関係書の位置付けを明らかにする。次に、広島藩が頒布した一冊の『六諭衍義大意』の解説書『教訓道しるべ』を取り上げる。両書の違いを分析することで、「六諭」の受容過程における再解釈を解明する。そして代官早川正紀の教化活動における「六諭」関係書の活用について、『六教解』という『教訓道しるべ』を改題した書物を紹介する。『六教解』=『教訓道しるべ』は、当地の代官によって、様々な場面で民衆教化に用いられた。最後に、諸地域における『六諭衍義大意』『教訓道しるべ』『六教解』の活用状況を総覧し、近世日本における「六諭」の受容過程を明らかにする。, text, application/pdf}, pages = {293--306}, title = {近世民衆教化にみる明清道徳律の土着化 : 『六諭衍義大意』の「翻訳」と活用について}, volume = {55}, year = {2020}, yomi = {イン, ギョウセイ} }