@article{oai:sucra.repo.nii.ac.jp:00019126, author = {加地, 大介}, issue = {1}, journal = {埼玉大学紀要. 教養学部, Saitama University Review. Faculty of Liberal Arts}, month = {Sep}, note = {本稿では、まず永久主義・(狭い意味での)時間主義・相対主義という、真理の時間性に関する三つの意味論的立場の異同について分析する。その結果、時制表現の指標性を根拠として命題の意味内容を変化させたうえでその真理値は固定する永久主義に対し、意味内容を固定させたうえで真理値を変化させる(広い意味での)時間主義が対比され、さらに後者のうちで、評価者への真理値依存性を認める相対主義と、それを認めない非指標的文脈主義としての(狭い意味での)時間主義が対比される。以上を踏まえ、次にこれらのうちの永久主義のひとつの拠り所となっているG.エヴァンズの時制論理批判の妥当性について批判的に検討する。その結果、エヴァンズは時制論理における真理の時間性を不適切な形で解釈していること、そしてその不適切さは、現在世界を一世界内の一文脈としてではなく現実世界と同様の完結した世界として捉える現在主義者A.N.プライアーの時間的実在論に対する無理解と、様相論理における現実性についての誤解とに由来することを示す。, text, application/pdf}, pages = {35--50}, title = {時間的実在論における真理の時間性について(1)}, volume = {56}, year = {2020}, yomi = {カチ, ダイスケ} }