@article{oai:sucra.repo.nii.ac.jp:00019129, author = {星野, 徹}, issue = {1}, journal = {埼玉大学紀要. 教養学部, Saitama University Review. Faculty of Liberal Arts}, month = {Sep}, note = {本論文では人が行為の主体となるための条件を探る。Ⅰでは決定論と自由の非両立を示すためにペレブームが考案した「操作論証」とそれに対するメレの批判を検討する。両者の議論とも成功しているとは言えないこと、自由が阻害されていると異論の余地なく言えるのは、他者に直接コントロールされることによって人の行為者性が簒奪されているケースだけであることが明らかにされる。ⅡとⅢでは意図的行為に伴う能動性の感覚について考察する。能動性の感覚は多くの場合心的出来事間の因果関係の知覚によって説明されるが、意志作用の場合は還元的説明が不可能であること、意志作用に伴う能動性の感覚は多くの場合、意志作用が行為主体によって直接引き起こされているということを示していること、非決定論的世界においても決定論的世界においても意志作用の源泉としての行為主体が存在することは可能であることが示される。, text, application/pdf}, pages = {93--107}, title = {行為者性と行為者因果}, volume = {56}, year = {2020}, yomi = {ホシノ, トオル} }