@article{oai:sucra.repo.nii.ac.jp:00019265, author = {近江, 翼}, issue = {2}, journal = {埼玉大学紀要. 教養学部, Saitama University Review. Faculty of Liberal Arts}, month = {Mar}, note = {近年、埼玉県では、急速な高齢化に伴う医療・介護の厖大な需要の高まりと、それを担う人材の不足が予測され、医療の偏在化と医療資源適正配分への対応が喫緊の課題となっている。2018年、県は「埼玉県地域保健医療計画」を策定し、2023年までの6年間を目処にその取り組みに着手した。計画半ばが経過した現在、多岐にわたる計画の中から精神保健医療に焦点を当て、相談体制の充実、医療機関連携体制の整備、精神科救急医療の充実という3点から、現在直面している課題について考察した。発達障害・ひきこもり・いじめなど、以前には稀であった病態に対する相談・支援の場として保健所・精神保健福祉センターの意義が再認識され、相談担当職員への研修や、精神科医・心理技術者・精神保健福祉士など多職種が加わる事例検討会の必要性を問うた。また、患者の疾患特性に最適な医療を提供するには、ICT(Information and Communication Technology)を活用した情報・知識の共有による医療関連機関の連携が有力な手段になり得ること、精神救急医療では、身体合併症を有する精神疾患患者への対応が重要であり、そのために、救急科・身体科・精神科の円滑な連携システムの構築が欠かせないことを論じた。, text, application/pdf}, pages = {15--31}, title = {埼玉県における精神保健医療の課題}, volume = {56}, year = {2021}, yomi = {オウミ, ツバサ} }