@article{oai:sucra.repo.nii.ac.jp:00019273, author = {明星, 聖子}, issue = {2}, journal = {埼玉大学紀要. 教養学部, Saitama University Review. Faculty of Liberal Arts}, month = {Mar}, note = {現行の2種類の学術版カフカ・テクストは、いずれも重要な部分が翻訳不可能である。したがって、ここ数十年のカフカ研究の成果を織り込んだテクストを、日本の読者に提供するには、まずは、翻訳以前に「翻訳可能なテクスト」を編集しなければならない。2019年に公表した拙論では、その事情を解説し、編集を始めるにあたっての課題をいくつか示した。本稿では、その検討の過程で、あらためて明らかになった本プロジェクトの意義と、それを受けての今後の展開の方向性を論じる。まず、確認するのは、今回の編集が、カフカ編集史において「第3世代」にあたるとみなせるという点である。「第3世代」という独自のコンセプトを吟味したうえで、「第3世代」であるからこそ可能となる編集のあり方を探る。そして『審判/訴訟』について、とくにその「境界」の問題を検討しながら、私たちの編集するテクストは何を新たに含むのか、またそれはどういう読みを可能にするのかを、具体例とともに考察する。, text, application/pdf}, pages = {151--164}, title = {「第3世代」としての編集 : カフカ『審判/訴訟』の編集・翻訳プロジェクト}, volume = {56}, year = {2021}, yomi = {ミョウジョウ, キヨコ} }