@article{oai:sucra.repo.nii.ac.jp:00019452, author = {趙, 丹寧}, issue = {1}, journal = {埼玉大学紀要. 教養学部, Saitama University Review. Faculty of Liberal Arts}, month = {Sep}, note = {自伝的記憶とは,日常生活の中で経験した個人的に意味のある出来事に関する記憶である(神谷,2002)。本研究は個人の記憶に残る非常に深い感動体験,つまり自伝的記憶としての感動体験に着目し,体験の内容および体験後に人に生じる変化について,日本と中国で探索的検討を行った。日本人と中国人(大学生と社会人)各20 名に半構造化面接を行い分析した結果,日中ともに下記の結果が得られた。(1)感動的な出来事は人間関係,達成とライフイベントであり,(2)感動する時に喜び,解放感などのポジティブな感情が多く生じる中,寂しさ,不安,悲しみなどのネガティブな感情も混在し,(3)体験後から現在までの間,「自己肯定・向上と希望の形成」,「身近の人への接近・援助態度の形成」,「利他的・博愛的意識の高まり」,「自己・他者・世界に対する理解の深まり」,「人生の統制不能感」といった変化が生じていた。そのような変化と自伝的記憶の機能との関係も考察された。自伝的記憶としての感動体験は,人生に持続的な影響を及ぼし,幸福感を高めるなど,人がより良く生きることにつながる可能性が示唆された。, text, application/pdf}, pages = {37--53}, title = {自伝的記憶としての感動体験と体験後の変化に関する探索的検討 : 日本・中国の大学生および社会人への半構造化面接を通して}, volume = {57}, year = {2021}, yomi = {チョウ, タンネイ} }