@article{oai:sucra.repo.nii.ac.jp:00019644, author = {津吉, 裕子}, issue = {6}, journal = {さいたま言語研究}, month = {}, note = {本稿は、複数の格助詞が可能である場合で、あえて格助詞「で」を選好して使用する構文を「コーヒー構文」と定義し分析をしたものである。用例分析と日本語母語話者によるアンケート調査結果により「コーヒー構文」の定義を明確にし、「コーヒー構文」の格助詞「で」の意味機能 が【様態】の派生用法であり【選択肢の中から選択する】という意味用法が含意されていることを解明した。さらに「コーヒー構文」における格助詞「で」の意味機能には、【範列的関係にある項目との交替可能性を否定しない】というスキーマが形成されており、プロトタイプは【投げやり】、拡張事例は【配慮】となることを示した。そしてこの「で」の使用条件は、【受け入れ可能状態】の容認度が低い時に使用され、話し手の【決定権】の有無によって、「で」を使用する心的要因が変化することや、【決定権】があるときは【配慮】となり、【決定権】がない時には【投げやり】という意味用法になることも明らかにした。, text, application/pdf}, pages = {1--17}, title = {格助詞「で」の多義性と現代における意味機能について : 「コーヒー構文」における格助詞「で」の意味機能についての考察<研究論文>}, year = {2022} }