@article{oai:sucra.repo.nii.ac.jp:02000187, author = {榎本, 直樹}, issue = {1}, journal = {埼玉大学紀要. 教養学部, Saitama University Review. Faculty of Liberal Arts}, month = {Sep}, note = {関東には、麦の穂を唐竿(連枷、クルリボウ)で打つことや、臼・杵で搗くことを「おす」と表現し、これらの作業をムギオシと呼称する地域があった。ムギオシは、埼玉県の一部では唐竿の作業をいうが、関東全体では臼・杵の作業をいう。これは、かつてさまざまな用具による麦の脱穀がおしなべて「麦おし」と呼ばれていたものの、近代にそれらが唐竿の作業と臼・杵の作業の二つに集約され、それぞれの作業に旧来の呼称が継承された結果であると推測した。それを受けて、東北の広い地域で稲の籾打ち作業がモミオシ・モミヨシ・モミヨウシなど「籾おし」に類する名で呼ばれていた事例を紹介しながら、「おす」脱穀が、千歯扱きなど「扱く」脱穀の導入後も存続し、独自の意義を持ち続けていたことを指摘した。, text, application/pdf}, pages = {143--161}, title = {「おす」と表現される東日本の穀物脱穀 : 東北地方の籾打ち作業「籾おし」を中心に}, volume = {59}, year = {2023}, yomi = {エノモト, ナオキ} }